医師や看護師になかなか聞けない聞きづらい質問
| 内視鏡検査全般について | 胃カメラ(胃内視鏡検査)について | |
| 大腸内視鏡検査について | 院長・クリニックへの質問 |
■内視鏡検査全般について
Q:最近は胃腸専門医師が胃も大腸検査もバリウム検査ではなく、内視鏡検査を勧められるのはどうしてですか?
A:同程度の技量の医師が行なった場合、バリウムの検査に比べて内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の方が病変の見落とし率が低いのが、その理由です。
また、バリウムの検査の場合は異常が見つかった際に再度内視鏡検査を受けていただく必要があるなど時間、費用の点で負担が大きいのですが、内視鏡検査ではすぐその場で細胞を採取して精密な病理検査が出来るメリットがあります。
Q:胃カメラや大腸カメラで、他の患者さんの病気が感染しませんか?
A:内視鏡の機械は大変高価なもので一人一人に使い捨てというわけにはいきませんのでどこの病院、クリニックでも洗浄・消毒しています。しかし、この洗浄・消毒には「消化器内視鏡学会」が定める厳しい安全基準があり、当院ではそれをクリアーした内視鏡洗浄を行なっていますので、安心して検査を受けていただけます。
さらに、院内でご使用いただくスリッパも殺菌灯とオゾン気流により処理しています。
■胃カメラ(胃内視鏡検査)について
Q:胃カメラ検査は、いつ行なっているのですか?
A:月曜から土曜まで毎日午前中に行なっています。基本的に「絶食」が必要な検査ですので、午後は行なっておりませんが、急を要する場合はまずご相談ください。
Q:具体的な検査の手順などについてお教えください…
A:当院では入念な「咽頭麻酔」と「意識下鎮静法」という手法を導入しており、患者さんの緊張具合によっては「鎮静剤」を注射させていただきます。鎮静剤の量も画一的ではなく、院長の長年の経験により判断し微妙な加減が為されます。
また、安心して検査を受けていただけるよう検査の必要性、やり方、結果などもその都度十分わかってもらえるまでご説明いたします。ご希望の方には、検査中に「テレビモニター」で一緒に画像をご覧いただきながらの説明もさせていただきます。
それ以外にもいろいろ他院ではない工夫がこらされていますが、文字や言葉で表現できない経験に基づいた技術は一度検査を受けていただければすぐに違いがわかると思います。
Q:検査時間はどれぐらいかかりますか?
A:検査そのものはだいたい5〜6分で終わりますが、検査後に鎮静剤の影響がなくなるまでしばらく休憩していただきます。そのあと検査結果のご説明をさせていただきますので受付から会計まで早い患者さんで1時間、長い患者さんで2時間程度です。
Q:胃カメラの費用はどれくらいかかりますか?
A:検査のみの場合、生検(組織検査)を行なった場合、ピロリ菌の検査を行なった場合などで異なりますが、3割負担の方で5,000円〜12,000円∴ハまでが最も多いです。2割負担の方はその3分の2、1割負担の方はその3分の1ということになります。
母子家庭、身体障害者の方で医療券をお持ちの方、生活保護を受けておられる方は負担金はありません。
■大腸内視鏡検査について
Q:大腸内視鏡検査はどのようなときに受ける検査ですか?
A:便に血が混じったりトイレットペーパーに血液が付くような場合、また検診などで便潜血反応検査を受けて陽性の結果が出た場合におすすめしています。また、出血を伴わない早期の大腸癌もありますので、40歳以上の方と血縁に大腸癌や大腸ポリープの診断を受けた方がいらっしゃる方は一度は検査を受けておかれることをお勧めします。当院では専用の検査待合い、専用のトイレを用意し、出来うる限りの気配りと工夫でリラックスした検査をお受けていただく体制を敷いています。
Q:大腸内視鏡検査について簡単に教えてください…
A:胃カメラと同じ原理と仕組みですが、大腸専用の電子スコープで直腸から挿入し、腸の内部を観察する検査です。胃カメラと同様、フルカラーでテレビモニター上に映像を映し出して異常がないかを観察します。ポリープや癌などの疑わしいところがあれば、その場で組織の一部を採取(生検)し、細胞レベルで調べる病理検査をします。
Q:大腸内視鏡検査はどういう手順で行なわれるのでしょうか?
A:当院では、検査前日の夜に「軟便剤」を飲んでいただき、検査当日は午前9時50分頃にご来院いただきます。来院後、検査待合という専用の部屋で「洗腸液」という腸の中を掃除するお薬を飲んでいただきますが、必ずしも2リットル全部飲んでくださいというような堅苦しいことは申しません。予約の際と当日にスタッフよりわかりやすくご説明いたします。洗腸液を飲んでいただくと便意を催すので何度かトイレに通っていただきますが、トイレもウォシュレット完備の専用トイレですので一般の患者さんと顔を合わせることはありませんのでご安心ください。腸の掃除が終わりましたら、12時頃から検査を始めますが検査の時は当院で用意しております「使い捨ての専用検査用トランクス」(紺色で後ろに内視鏡が挿入できる小さい切れ込みが入っています)を着用していただきます。検査時には横向けに寝ていただくだけですので、女性の方も恥ずかしい思いをすることなく安心して検査を受けていただけます。
検査が終わりましたら、検査時に使用するスコープの滑りをよくするゼリーなどをシャワールームで流していただけますので着替えたあとの不快感もありません。バスタオル、ボディーソープなどもすべてこちらで用意しておりますのでご安心ください。
Q:大腸内視鏡検査はとても痛くてつらいと人に聞いたことがありますが…
A:大腸内視鏡検査は胃カメラの時と違って、腸の長さと曲がり具合に個人差が大きいので、ますます内視鏡医の経験と技術の占める割合が多くなります。直腸の奥はS状結腸と言うぐらい曲がりくねっているので内視鏡を挿入していく際に多少お腹が張ったり突っ張ったりする感じがありますが、ここが技と工夫の見せ所です。
当院では、検査時に院長の判断で必要に応じて鎮痛剤、鎮静剤を絶妙に組み合わせて使用しますので、ご心配されるほどの痛みは全くありません。痛みが強いため検査を途中で中止した患者さんは、平成14年4月の開院以来、いまのところお一人もおられませんのでご安心ください。
Q:検査の費用はどれくらいかかりますか?
A:検査のみ場合、生検(組織検査)を行なった箇所数などで異なりますが、3割負担の方で10,000円〜18,000円¢O後位が最も多いケースでしょう。
ポリープ切除などの内視鏡手術を行なった場合は20,000円〜30,000円¢O後になります。2割負担の方はその3分の2、1割負担の方はその3分の1です。
母子家庭、身体障害者の方で医療券をお持ちの方、生活保護を受けておられる方は負担金はありません。
■院長・クリニックへの質問
Q:院長の専攻科目である病理学とはどのようなものですか?
A:臨床医学に対して基礎医学という分野がありますが、その中の『病理学』の研究をしたことが今の私の大きな財産となっています。内視鏡を使って採取した組織の一部を調べることで、例えば腫瘍が悪性か良性かを診断するのが「生検組織診断」ですが、内視鏡のレンズを通して色形を肉眼で診断し組織を採取するのが内視鏡医。その組織を細胞レベルで検査するのが病理医です。取り残しがあったかどうか≠ネど、行なわれた手術が適正であったかどうかの判断するのも病理医です。それゆえ病理医は、医者のなかの医者≠ニ呼ばれることもあります。
私は卒後2年間の臨床研修を終えたあとさらに2年間の一般臨床経験を積み内科の大学院に進みました。恩師である内科の教授より病理学教室での研究と消化器病理の勉強を指示されました。そして「大腸癌の病理学的悪性度診断」をテーマに博士号を取得したのですがこの大学院時代は私の消化器医としての視野を大きく広げることになりました。今でも第二の恩師である病理学教室の教授に母校・大阪医科大学の病理学非常勤講師として医学生の実習講義に招聘していただいています。
Q:病理検査は、検査会社に委託しておられますか?
A:当院の病理検査は、検査会社に委託して見ず知らずの病理医の診断を盲信するのではなく、すべて内視鏡専門医である私が納得するまで観察して採取した組織を肉眼所見を熟知した上で私自身が病理診断しています。もちろん独善に陥らないよう境界線上の病変については病理研究時代に知り合った複数の信頼できる熟練病理医に意見を聞きディスカッションして診断するようにしていますのでご安心ください。
